100万回生きたねこ
作と絵:佐野洋子
発行:(株)講談社 1977年
大きさ:縦250mm×横265mm
ページ数:31頁
行数/頁:1~16行
所要時間:約9分
本編の文字:小学校低学年程度の漢字、振り仮名付き
大人受け:哲学?思想?風刺?…これはむしろ大人のための絵本なのかもしれません
選んだ人:網代剛
ストーリー
輪廻転生を経ても自分にしか興味がなかった猫が、運命の相手と出会い、失うことで愛や悲しみを知る。
台詞のある登場人物と声の調子
- ねこ/オス…力強く、低いトーンで
- 白いねこ/メス…物静かで優しく、エレガントに
読み方のコツ
前半は猫が飼われて死ぬことの繰り返しが淡々と描かれます。同じ言い回しもあるので、リズミカルに。20頁以降は会話が増え、28頁でクライマックスを迎えるので感情を込めてもよさそうです
感想タイム
哲学的な要素は幼い子には伝わらないかもしれません。
無理に感想を求めず、とら猫の一代記として、好きなシーンや飼い主について自由に発言させてあげて下さい